新秩序の核心 「社長直轄! 商品リニューアルの着眼点」 第166話

自社が生きるか死ぬかの瀬戸際で、祈りながらの時を過ごされておられますでしょうか。もしかすると、新しいツールを手にされて、希望の光をたぐりよせ奮起されている時かもしれません。どの道であっても、新しい時代ゆえ「正解」はございません。どんな状況であっても、いのちあってのビジネス、これが「核」であり、それ以外のことは枝葉です。

 

わたしたちの祖先は、二本の足で立ち上がることで両手を自由に使えるようになり、類人猿と決別しました。今からおよそ700万年前だと言われています。

 

最初の道具である「石」を手に持って肉をつぶして柔らかくして食べるようになったのが、約300万年前。石器などの武器を作るようになったのが、約160万年前。

 

火を使うようになったのが、およそ80万年前だと言われています。なんと「手」から「火」へ、およそ620万年という時間です。

 

そして、日本で縄文土器が使われるようになったのがおよそ1.5万年前です。こうした流れのなか生き抜いてきた先祖の遺伝子を受け継いで、今、わたしたちは暮らしています。

 

二つの手を使って進化してきましたが、ここにきて「地球」という生態系から強烈なメッセージを受け取っている状況です。新型コロナウイルスが収束したのち、わたくしたちが潜在的に感じることは地球の「持続可能」であるとか「エシカル」「サスティナブル」という意識の変容です。

 

人の「キモチ」「心模様」は変化変容が生じます。心が変われば行動が変わります。行動が変わればライフスタイルが変わります。ライフスタイルが浸透しはじめると、新たな問題が生まれます。問題を解決するために、暮らしが変わってゆきます。

 

わたしたちは「変化しながら」循環し、遺伝子を時代へ渡してゆきます。わたしたちの命と、会社の命は、同じです。変化しながら循環しています。自然と同じ秩序のなかで生かされています。社長が自社を守る、ご家族を守るために時間をお遣いになっている間に、環境が変化し、人の心が変化しています。

 

例えば、今現在わかりやすい変化は「不安」をベースとした心の変化です。だれもが未曾有の事態に、強く「不安」を感じています。不安だから政府に対して愚痴や批判に走りたくなります。不安だから、在宅が増えて家族に当たってしまうこともあるでしょう。「#コロナ離婚」といった言葉が生まれ、実際に悲しい事件が起きています。

そのほかに

「朝可愛」

「昼休業」

「おうちメイク応援」

「おうちアート」

「おうちドック」

「自宅で旅気分」

「バルコニーエクササイズ」

「ベランダごはん」

「在宅勤務メイク」

「応援消費」

「ちょこっとそこまで消費」

EdTech/エドテック」

Social Shop

「ネットヨガ」

DIYファッション」

「不便も癒し」

「マスク映え」

「助け合い企画」

「エコフレンドリー」

「手抜き休校メシ」etc.

こうした、たくさんの言葉が開花しています。今この瞬間も新たな言葉が生まれています。世界観がどんどんリニューアルしています。千年万年、新しい道具を使いながら、心の変化を経て、新しい言葉が生まれてきました。こうして、わたしたちは暮らしをリニューアルしてきました。

 

自社ビジネスの原点、基本にもどってシンプルに考えてみましょう。相手あってのご商売。コロナ後の世界、今までと同じように、人の「場」や人の「数」を見ればいいのでしょうか? 何を、誰を、どこを見ればいいのでしょうか。食って、寝て、殖やして死んでまた生まれる。ただ、それだけのくり返しでしょうか?

 

千年万年を経た新世界、自社が存在する意味を再定義しましょう。前出の新たな言葉たちは、自社にとっての希望であり、ヒントとなります。この時代に生きるお客様たちの心の変化を見つめてゆきましょう。できることがたくさんあります。